男性の基礎検査



不妊の原因の約半分は男性の側にあるとされています。
治療を始める際に男性に対して行なわれる基礎検査もとても重要になります。



一般的な男性への基礎検査についてまとめてみました。



1.問診
初診時に行なわれます。
全般的な健康状態をはじめ、職業や生活習慣、感染症や事故、手術などの経験、不妊症の家族歴といった、様々な質問がされます。



2.精液検査
2回目以降に行なわれます。
精液の量、精子の数や運動率、奇形率、白血球数などを調べます。
日本産婦人科学会による、精子のそれぞれの正常値の基準は以下の通りです。
・精液量 2~6ml
・精子数(精子濃度) 4000万/ml以上
・精子運動率(運動量) 50%以上
・奇形率 15%以下
精液1ml中に精子の数が2000万以下の場合は乏精子症、全くない場合は無精子症と診断され、また、運動率の悪い精子が、全体の精子数の50%以上になる場合は精子無力症と診断されます。
そのほか、奇形の多い奇形精子症、含まれる白血球の数が多い膿精子症があり、どの場合も男性側の不妊の原因なります。
検査方法は、3~5日ほどの禁欲期間をおいて、マスターベーションで精液を採取します。検査結果は体調によって変化することがありますので、一回の検査結果だけで確定されない場合もあります。
また、この検査は、女性への検査で女性の側に原因が見つかった場合でも行なわれます。



ほとんどの場合、精液検査で正常な結果が得られれば、その後に男性が検査を受ける事はありません。
もし異常が見つかった場合は、精子のより精密な検査・精巣検査・精巣精管造影検査・ハムスターテスト等が行なわれます。

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